転造丸ダイス ダイス位相のピッチずれ調整方法 ・ねじの転造は、2つのダイスが正しく1/2ピッチずれてセットされる必要があります。 ピッチ合せの目安として、両ダイスに合わせラインを刻線した「マッチングダイス」もご要望により 製作しますが、このラインも目安のため、位相の微調整が必要な場合があります。 ・ダイスセット段取りでのブランク条痕の位置ずれによる簡単な調整方法を紹介します ピッチずれ調整方法 ダイス2個のピッチ(位相)合わせは、ダイスをブランクに押し付け回しし、 ブランク上のダイスによる「条痕のずれ量」と「ワークピッチ」から下記計算より 補正角度量(B)を求め、その分の回転量を片側のダイス位相をずらす。 位相補正量(ダイスの合わせ)の計算 B=(E×360)/(P×N) B:位相補正量(度) E:ピッチのずれ(ねじ条痕のずれ) P:ワークのピッチ N:ダイスの条数 (計算例) M14×2 ピッチのずれ E=0.08mm P=2mm N=13条の場合 B=(0.08×360)/(2.0×13)=1.1度